2009年 12月 11日
「凍結深度」ってご存知ですか? |
「穴」を堀りはじめたのは、今年の9月下旬。
穴堀りというのはしんどい作業なので、どうしても億劫になりがちです。そんなわけで一日のばしにしていたのですが、ようやく重い腰を持ち上げました。
でも掘りはじめてすぐ、シャベルが快調に土に突き刺さるのを見て、思い出しました。この辺りは粘土質なので、木の根っこにぶつかりさえしなければ、案外すんなりと穴を掘ることができるのです。
ただ、ひとつ問題がありました。
「凍結深度」ってご存知ですか?
わたしもこちらに来て初めて知ったのですが、ようするに、土が凍る深さのことです。
ここ(長野県佐久地方)は寒冷地のため、冬場は土が凍るんですね。
その深さ、つまり凍結深度はこの辺りはどのくらいだと思います?
10センチ? 20センチ? 30センチ?
ちっ、ちっ、ちっ、ちっ、ブー。答えは60センチ(!)。
そう。ここら辺りは厳冬期になると、60センチの深さまで土が凍ってしまうのです。
わたしのいるところは標高1200メートルと高いため、市街地と比べると凍結深度も深いと思うのですが、60センチというのはすごいでしょ? だって、あれですよ。家の裏に小さな菜園があるんですが、4月頃、シャベルを入れてもカチンカチンの凍土状態なんですから。
だからここら辺りで家を建てるときは、基礎を60センチ以上掘らなくてはいけないのです。大工さんに話を聞くと、どうやら1メートルくらいは掘っているみたいですね。
そうやって基礎を地中深く掘ってつくらないと、冬場、土が凍ってもちあがり、家が傾いてしまうのです。
いくら粘土質でやわらかいといっても、60センチの穴を掘るのはそう楽なことではありません。
「グサッグサッ」(うーん、これはキツイことを言われたときの心に突き刺さる擬音か。粘土質にシャベルが突き刺さる擬音大募集)という音を聞きながら穴を掘ること20分。ようやく深さ70センチの穴を掘ることができました。穴の広さは約30センチ四方。
基礎に使うため、砕石を深さ50センチの厚さに敷き詰め、突き固めました。
砕石ならば凍ることがないので、持ち上がることもありません。
そして羽子板付き束石(つかいし)を置き、水平をはかった後、束石の周囲にセメントの粉、水をかけて、固定します。
束石の周囲のすき間に砕石を敷きつめました。羽子板付き束石を使ったのは今回が初めてです。
で、何をつくるのかって?
それはこれからのお楽しみ。
穴堀りというのはしんどい作業なので、どうしても億劫になりがちです。そんなわけで一日のばしにしていたのですが、ようやく重い腰を持ち上げました。
でも掘りはじめてすぐ、シャベルが快調に土に突き刺さるのを見て、思い出しました。この辺りは粘土質なので、木の根っこにぶつかりさえしなければ、案外すんなりと穴を掘ることができるのです。
ただ、ひとつ問題がありました。
「凍結深度」ってご存知ですか?
わたしもこちらに来て初めて知ったのですが、ようするに、土が凍る深さのことです。
ここ(長野県佐久地方)は寒冷地のため、冬場は土が凍るんですね。
その深さ、つまり凍結深度はこの辺りはどのくらいだと思います?
10センチ? 20センチ? 30センチ?
ちっ、ちっ、ちっ、ちっ、ブー。答えは60センチ(!)。
そう。ここら辺りは厳冬期になると、60センチの深さまで土が凍ってしまうのです。
わたしのいるところは標高1200メートルと高いため、市街地と比べると凍結深度も深いと思うのですが、60センチというのはすごいでしょ? だって、あれですよ。家の裏に小さな菜園があるんですが、4月頃、シャベルを入れてもカチンカチンの凍土状態なんですから。
だからここら辺りで家を建てるときは、基礎を60センチ以上掘らなくてはいけないのです。大工さんに話を聞くと、どうやら1メートルくらいは掘っているみたいですね。
そうやって基礎を地中深く掘ってつくらないと、冬場、土が凍ってもちあがり、家が傾いてしまうのです。
いくら粘土質でやわらかいといっても、60センチの穴を掘るのはそう楽なことではありません。
「グサッグサッ」(うーん、これはキツイことを言われたときの心に突き刺さる擬音か。粘土質にシャベルが突き刺さる擬音大募集)という音を聞きながら穴を掘ること20分。ようやく深さ70センチの穴を掘ることができました。穴の広さは約30センチ四方。
基礎に使うため、砕石を深さ50センチの厚さに敷き詰め、突き固めました。
砕石ならば凍ることがないので、持ち上がることもありません。
そして羽子板付き束石(つかいし)を置き、水平をはかった後、束石の周囲にセメントの粉、水をかけて、固定します。
束石の周囲のすき間に砕石を敷きつめました。羽子板付き束石を使ったのは今回が初めてです。
で、何をつくるのかって?
それはこれからのお楽しみ。
by ekimaeshokudo
| 2009-12-11 16:04
| ピザを焼く