2010年 10月 07日
「ううん、もっと深い関係でいいよ。ハハ」 |
こちら松原湖(小海町)にあるギャラリー「ふうゆう」。
うちがいつもお世話になっている店で、今年でオープンして3年目。
洋服や陶器、漆器、木工品、雑貨などを扱っており、作家さんの個展もしじゅう行われています。
ご覧のとおり、湖に面して建っており、店の窓から釣りざおが出せるほど。
不動産屋の物件情報的にいうなら、「湖一望、日当り最髙。釣り宿、ライフセーバー詰め所、ボート屋、灯台として最適」といったところでしょうか。
いいロケーションですよね。
店名の「ふうゆう」は、妻が「ふうちゃん」、夫が「ゆうちゃん」だから。
むかしはお互いにそう呼びあっていたんでしょうね。
でもいま夫は「ふうちゃん」と呼ぶけど、ふうちゃんはゆうちゃんとは呼ばず「おっちゃん」。
だからわたしも「ふうちゃん」「おっちゃん」と呼ばせてもらってます。
この店の特徴は、木工・漆器作家でもあるおっちゃん(宮川祐治)の作品が数多く展示されていることと、もうひとつは一日中拓郎が鳴りっぱなしなこと。ここで吉田拓郎以外の曲が流れることは絶対にない。
ここには新しいDMが出来るたびに持って行くんですが、行けばバカッ話になって、1時間ぐらいすぐにたってしまいます。
この日の話題は吉田拓郎。
私「一日中拓郎をかけっぱなしのおっちゃんにいまさら拓郎好き?って聞くのもヤボなんだけど、やっぱ拓郎は最高峰っすか?」
おっちゃん「最高峰とは思わないけど、聞いてて安心するよね。お客さん来なくてもこれが流れてば平気だしさ。ふつうこれだけ聞いてりゃ飽きるじゃん。でも全然飽きないんだよね」
私「へーえ」
おっちゃん「以前、ここでクラフトフェアやったとき、一日中拓郎流してたのよ。そしたら、参加者からいい加減にしろっていわれちゃってさ」
私「しかし、吉田拓郎しか流れない店っていうのも日本でもそうはないだろうな」
おっちゃん「うちくらいだろうね」
私「じゃ吉田拓郎もここでミニコンサートくらいやってもやってもバチは当たらないな」
おっちゃん「おれ、そういう(依頼の)手紙書くの得意なんだ」
私「じゃ手紙書いて呼ぼうよ。で、コンサートやるなんてまったく発表しないで、あるとき、ぶらっとやってきて、ここでギター弾き始めるの。すると、なんだなんだ、あ、拓郎だって5~60人くらい集まって、その前でコンサートをはじめるの」
おっちゃん「いいねぇ」
そのおっちゃんのプロデュースによる「松原湖小さな湖上祭」が10月いっぱい開催中です。ミニ神社めぐり、スタンプラリー、小さなクラフトフェアなどイベントも盛りだくさん。10月23日、24日はボート代が半額(300円)です。
お問い合わせは松原湖観光案内所(0267-93-2005)まで。
夏、ここで行われる花火大会はこじんまりとしてるけど最髙。山間なので音が反響がして、ものすごい迫力です。
あ、そうそう、おっちゃんは金継ぎの先生でもあります。
店番はここんとこおっちゃんのときが多いかな。
庭に展示されたおっちゃん作のオブジェ
一月ほど前、いつも陽気なふうちゃんが店番のときのこと。
私「こんどブログにこの店のこと載せようと思うんだけど、うちと提携店ってことでいい?」
ふうちゃん「ううん、もっと深い関係でいいよ。ハハ」
by ekimaeshokudo
| 2010-10-07 19:31
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