2010年 01月 22日
佐久穂図書館えらいっ! |
きのうの午前中、車で20分ほどのところにある佐久穂町立図書館へ。
図書館は、月に2〜3回は利用しているでしょうか、
いつも大変お世話になっています。
長野に移住するにあたって気になることの一つが図書館でした。
小さい町ですから東京と比較するのは無理だということはわかっていましたが、
どのくらいの規模とサービスなのか、と。
で、移住する前に何度かロケハンをし、お隣の佐久市立図書館までリサーチし、
「これなら」ということで移住を決断した、という経緯がありました。
もちろん決断した理由はそればかりではありませんでしたが。
佐久穂図書館のいいところは、
スタッフの方たちがみなやさしくて親切なこと。
そしてこれは小さい町ならではだと思うのですが、
アットホーム、ということでしょうね。
だって、本を返却しに行くと、
「Nさん、リクエストの本、届いてますよ」
と声をかけられるんですから
(事前に電話連絡はあるのですが)。
こんなことは東京の図書館ではまず考えられないでしょう。
こんなこともありました。
『よいクマわるいクマ』(萱野茂)という本を返却したときのこと。
おそらくタイトルが面白かったからだと思うのですが、女性スタッフの方が
「『よいクマわるいクマ』ねぇ……」
と笑みをこぼしながら受け取ったのでした。
これなども東京の図書館では考えられないでしょう。
「店のほうはいかがですか? 一度行きたいんだけど、なかなか行けなくて」
と、あいさつをされることもあります。
ただ蔵書数については、以前住んでいたH市の図書館とは比較になりません。
『ぼくの肉となり血となった500冊』(立花隆)を読んだときのこと。
読みたい本が26冊でてきたので、ためしにインターネットで蔵書検索したら、
佐久穂図書館が所蔵しているのはそのうち6冊(佐久市立図書館は4冊)。
H市図書館の蔵書を検索したら、26冊ほぼカバーしていました。
それと感じるのは蔵書がやや古いということ。
とくに小説にそれを感じます。
H市の図書館なら書庫行きかな、という本がけっこう棚に並んでいます。
最近のものも含めて近年の作品が少ないのです。
しかし、絵本など子どもの本はとても充実しています。
土地柄きのこ関係の本や、最後の決戦の地でもあったことから秩父困民党事件に関する本も揃ってますね。
こちらは閲覧室というか勉強ルーム(?)
平日の夕方などは、帰宅途中の中学生でけっこう込み合います。
窓のむこうには町のシンボル、茂来山が見えます。
さて、ここで問題です。
佐久穂図書館には、おそらく全国でもめずらしい、あるサービスがあります。
それはつぎのうちのどれでしょうか。
1.若いおかあさんたちのために託児所が用意されている。
2.無料の飲み物(コーヒー、紅茶)のサービスがある。
3.町民以外でも(町の会社や学校に在勤、在学でなくとも)利用者カードが作れる。
4.年間200冊以上借りると、賞状と賞品がもらえる。
答えは3。
そう、佐久穂図書館では、町民以外でも、あるいは町の会社や学校に在勤・在学でなくとも利用者カードが作れるのです。
たとえばフーテンの寅さんが佐久穂図書館にフラリとやって来て、
「おねえちゃん、オレこの本借りて読みたくなっちゃった。エヘ」
といっても、貸し出しOK。
佐久穂図書館は全国、いや、世界に向けて開かれているのです。
これってすごいことだと思いませんか?
H市の図書館の評議員をしているAさんにこのことを話したら、
「すばらしい! それが図書館の理想」とおホメの言葉をいただきました。
佐久穂図書館えらいっ!
図書館は、月に2〜3回は利用しているでしょうか、
いつも大変お世話になっています。
長野に移住するにあたって気になることの一つが図書館でした。
小さい町ですから東京と比較するのは無理だということはわかっていましたが、
どのくらいの規模とサービスなのか、と。
で、移住する前に何度かロケハンをし、お隣の佐久市立図書館までリサーチし、
「これなら」ということで移住を決断した、という経緯がありました。
もちろん決断した理由はそればかりではありませんでしたが。
佐久穂図書館のいいところは、
スタッフの方たちがみなやさしくて親切なこと。
そしてこれは小さい町ならではだと思うのですが、
アットホーム、ということでしょうね。
だって、本を返却しに行くと、
「Nさん、リクエストの本、届いてますよ」
と声をかけられるんですから
(事前に電話連絡はあるのですが)。
こんなことは東京の図書館ではまず考えられないでしょう。
こんなこともありました。
『よいクマわるいクマ』(萱野茂)という本を返却したときのこと。
おそらくタイトルが面白かったからだと思うのですが、女性スタッフの方が
「『よいクマわるいクマ』ねぇ……」
と笑みをこぼしながら受け取ったのでした。
これなども東京の図書館では考えられないでしょう。
「店のほうはいかがですか? 一度行きたいんだけど、なかなか行けなくて」
と、あいさつをされることもあります。
ただ蔵書数については、以前住んでいたH市の図書館とは比較になりません。
『ぼくの肉となり血となった500冊』(立花隆)を読んだときのこと。
読みたい本が26冊でてきたので、ためしにインターネットで蔵書検索したら、
佐久穂図書館が所蔵しているのはそのうち6冊(佐久市立図書館は4冊)。
H市図書館の蔵書を検索したら、26冊ほぼカバーしていました。
それと感じるのは蔵書がやや古いということ。
とくに小説にそれを感じます。
H市の図書館なら書庫行きかな、という本がけっこう棚に並んでいます。
最近のものも含めて近年の作品が少ないのです。
しかし、絵本など子どもの本はとても充実しています。
土地柄きのこ関係の本や、最後の決戦の地でもあったことから秩父困民党事件に関する本も揃ってますね。
こちらは閲覧室というか勉強ルーム(?)
平日の夕方などは、帰宅途中の中学生でけっこう込み合います。
窓のむこうには町のシンボル、茂来山が見えます。
さて、ここで問題です。
佐久穂図書館には、おそらく全国でもめずらしい、あるサービスがあります。
それはつぎのうちのどれでしょうか。
1.若いおかあさんたちのために託児所が用意されている。
2.無料の飲み物(コーヒー、紅茶)のサービスがある。
3.町民以外でも(町の会社や学校に在勤、在学でなくとも)利用者カードが作れる。
4.年間200冊以上借りると、賞状と賞品がもらえる。
答えは3。
そう、佐久穂図書館では、町民以外でも、あるいは町の会社や学校に在勤・在学でなくとも利用者カードが作れるのです。
たとえばフーテンの寅さんが佐久穂図書館にフラリとやって来て、
「おねえちゃん、オレこの本借りて読みたくなっちゃった。エヘ」
といっても、貸し出しOK。
佐久穂図書館は全国、いや、世界に向けて開かれているのです。
これってすごいことだと思いませんか?
H市の図書館の評議員をしているAさんにこのことを話したら、
「すばらしい! それが図書館の理想」とおホメの言葉をいただきました。
佐久穂図書館えらいっ!
by ekimaeshokudo
| 2010-01-22 22:17